吉祥寺とユザワヤと京王
今日は吉祥寺に髪を切りに行ってきた。大学1年生の頃から5年位通っている美容院であり、社会人になって仕事終わりに通えるところに変えようと思ったがなかなか踏み切れず今日も行ってきた次第だ。
住みたい街No.1などと言われる吉祥寺であるが、あんなもの埼玉県民か八王子民あたりに聞いたランキングとしか思えず、はっきり言って都心から遠いし、学生とフリーターがウヨウヨいるだけだし、個人的には全然好きでもないし住みたくもないが、美容院があるおかげでずっと通い続けている街である。
そんな吉祥寺に新しく駅ビルがオープンした。キラリナという名前で、何と無くヒカリエを意識しているかのようなネーミングだが、まあ微妙な商業施設だった。
思うのだが、やはり東急は素晴らしいグループだ。東横線などは沿線にいい町が並び、商業施設などを併設する不動産事業とともに発展してきたというのが東急の歴史だ。これは何も京王も変わらず、だいたい他の鉄道会社も同じなのだが、東急は特に百貨店やリゾート開発に長けており、豪華な施設に関してはやはり分があると思う。東京の主要な街に東急百貨店があるのに対して、京王百貨店が大した勢力を誇っていないことからも明らかだろう。
そんな東急に対抗すべく京王が作ったキラリナだが、何が微妙って上の方にユザワヤが入っている。そう、吉祥寺民にはお馴染みのあのユザワヤだ。いくらオシャレな商業施設を作ろうと、エレベーターに乗った瞬間7F8Fユザワヤというあの四文字を見た瞬間なんとも言えないダサさがこみ上げてくるのだ。何もユザワヤが悪いのではなく、あれはあれで使う人にとってはいい店だと思うのだが、やはりオシャレな駅ビルとは雰囲気が相入れないのだ。
ユザワヤはキラリナを作る改装工事に入る前から吉祥寺の駅ビルに入っており、改装中は公園口のマルイに移動していた。それが今回キラリナ完成とともに凱旋してきた感じだ。これを追い出せないあたりに京王の限界を感じざるを得ない。
元々吉祥寺は計画的に開発された街ではなく、中道通あたりにポツポツといい店があるのが良かったのだが、アトレ、コピスと資本を突っ込んだ施設が作られてドンドン微妙になっていく。開発するなら街全体で計画的にやらないと微妙になるのに、そこに中途半端な駅ビルができてまた微妙になったなという感じだ。まあ行かないから別にいいんだけどね。