ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

AKBの事件に思うこと

AKBのメンバーが握手会で暴行を受ける事件があった。詳細については様々なメディアで報道されているので省くが、これを気に鬼の首を取ったようにアイドルオタやAKB商法を批判してる奴らがいるがあまりに非論理的でうんざりする。

ほれみたことか、やっぱりアイドルオタなんて危険な奴らだという主張があるが、AKBのCDは二千万枚以上売れており、握手会の述べ動員数は1000万人を超えるだろう。参加者ベースで見ても、10万人はいると思われるが、それでも1/10万の確率であり、むしろ年間傷害事件数と比較すれば少ないと言える。たとえそれがアイドルとの握手であれ、人生に楽しみがある人は犯罪には走りにくいと言える。

これでアイドルオタを批判してる奴らは自分が嫌いなものに対して感情が先行する非論理的なアホとしか言えない。嫌悪感を抱くのは自由だし、私が気持ち悪いと思うからから嫌いだと言う無敵の論理をかざすのも自由だが、アイドル好きは危険と一般化するのはあまりに飛躍がある。

運営のセキュリティなどを批判するのはある程度筋が通っているし、このような事件が起こった以上対策を講じるべきだとはもちろん思う。しかしながらこれも今まで一件もなかったことを考えれば、それがセキュリティが万全だったからとは一概には言えないまでも、それでもやはりそれなりにケアしてたと言えるだろう。
仮に金属探知機で検索しようとも、美空ひばりのように瓶に入った塩酸をかけられればそれは防ぎ難いし、極端な話素手で殴りかかってくるのを止めるのは無理だ。

このてのテロははっきり言って対策して防ぐのは困難だし、仮にAKBが万全の対策をしたら今度は犯人は小学校などを襲うかもしれない。繰り返すが、もちろん運営にはまだセキュリティをより強固にするなどの改善のしようがあるが少なくとも現時点でずさんと言い切るのは厳しすぎるし、結局アイドル的なものが嫌いな人が何とかして嫌いなものを叩こうとするイジメの構図にしか思えない。問題の本質はアイドルでもないし握手会でもないだろう。女の子が怪我をしたというのにあまりに心ないことを言う人がいて絶望している次第である。