ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

清掃活動

今日は代表に連れられて、別のスラムへ行く。
 
そのために10時にはオフィスに来てくれと言われた。結果からいうと、9時過ぎには着いたのに
11時前に声をかけられ、お前10時に出発するはずだったんとちゃうんかという
アフリカンタイムを味わうが、いつもは特に出勤の時間に制限はないので、
僕は朝起きて、気分が乗ってきたら家を出るという何ともアフリカンな生活をしていた僕には少しプレッシャーだった。
 
オフィスまではマタトゥという小型バスのようなものを乗り継いでいくのだが、
このマタトゥというのが満席になるまで待った後に出発するという形式をとっているのだ。
そのため、スムーズにいけば家から仕事場まで30分程度なのだが、昨日はこの
マタトゥがいっぱいにならず1時間半ほどかかってしまった。
そのため、今日は遅れるわけにはいかないとバイクを使った。こちらではバイクも
公共交通機関の一つである、と言っても普通にノーヘルでニケツするという危険なものだが。
 
いつもはマタトゥで片道100円くらいなのだが、今日はバイクを使ったので250円くらいかかってしまった。
こうして9時には仕事場についた結果が上述の通りである。ちなみにバイクはすごく寒いが、
アフリカの大地を颯爽と駆る二輪はカッコイイもので、やはり帰国したら二輪は免許を取ろうと心に誓った。
 
ちなみに仕事場について、午前中は子供たちにエクセルを教えて過ごした。
曜日ごとに男女の数を集計し、=を使って男と女の数を足すという超初歩の内容だが、
一苦労した。また、引き算をsubtractionということを学んだ。

 

いよいよ代表とともに出発。
最初は何しに行くのかもわからなかったのだが、どうやらそこのスラムにもNGOが発足するらしく、
地元のスラム界隈ではそこそこ有名人(と思われる)うちの代表も招かれたようで、
セレモニーであいさつしたりしていた。セレモニーはスワヒリ語で何言ってるのかわからないし、
子供たちが音楽に合わせて踊ったりしていたのだがこのリズムが心地よく少しうとうとしていた。
また、セレモニーの前には地域の清掃活動に参加した。これが運動不足の僕にはかなりのハードワークだった。
少なくともナイロビでは一般的なようだが、ゴミ捨ての仕組みは地域にゴミ捨て場が指定されているので、
そこに特に分別などすることなくゴミをため込むようになっている。今回の清掃活動では、
放棄などを使って各ゴミ捨て場でゴミをある程度一か所にまとめたのちに燃やすという大胆なもの。
これが結構しんどくて、普通に疲れた。
清掃とセレモニーが終わったらMUYOGに戻る。ちなみにムズングが珍しいのはここのスラムでは特に顕著で、
僕は終始子供に囲まれ、ずっと手をつないで歩いたり、ジャッキー・チェンという名前をいただくなどスター待遇であった。
 
帰りはマタトゥ。疲れている今日に限って肉付きの良い女性に囲まれてしんどかった。
日本人は、アフリカでは女性は太ってるほうが健康的に見えてモテるんでしょ?
と思っているのかもしれないが、最近はそうでもないらしい。少なくとも若い世代では価値観変わってきているらしい。
‥が、それでも森三中的な女性が多くちょっとあれである。まあ炭水化物に揚げ物ばかりだから
仕方ないのかもしれないが‥
ちなみに僕のケニアでの口癖の一つは
"I'm full."
である。絶対に体型をキープして帰りたいところだ。今のところ痩せる勢い。