ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

MUYOGについて

今日は勤務先のNGOについて紹介でも。
代表が熱く語ってくれて、レポート読んだりして、やっと成り立ちとか事業について詳しくなってきた。
 
組織名はMUYOGといって、Maruruiという地域にあるNGOです。
主にゴミ収集、サイバーカフェ(日本でいうネカフェ)、教育という事業を手掛けている。
ゴミ収集は契約している家庭から週一でゴミを集めて処分してあげるというもの。
ゴミの量にもよるが、ちょっとお金をもらっておりMUYOGの収入源の一つ。
ちなみにこんなサービス使うのは金持ち家庭だけ。
かたや嵐が来たら吹き飛びそうな手作りの家があるすぐそばに、
ゴミ捨てにお金払えるこじゃれたきれいな家があるというのがこの国である。
 
サイバーカフェはそのまま。代表曰く最初はゴミ収集で事業を立ち上げて、
それでためた金でコンピューターを買って、今はサイバーカフェもやってる。
ちなみに近所の子供たちにネットにつながってない古いパソコンを無料で開放してます。
子供を見ながら思ったのは、人間は本能的にwordを好む(みんなエクセルは使えない)ということ。
そしてファミコンレベルのゲームを飽きもせずやっている。そして全く上達しない。
 
教育に関しては、学校の補助みたいなことをやってるらしい。
これは僕の目の届くとこではやっていないので、いまいちわからないのだが、
PCの使い方教えたり、塾的なことしたり、デイケア(保育所的な)事業したり。
あとは現在図書館や給食を企画中だとかで、どんどん大きくなろうと頑張ってます、
 
MUYOGのレポートを読んでて興味深かったのは、雇用を生み出したことをすごい誇りに思っているということ。たとえばサイバーカフェ事業は、受付のおねえちゃん的な人で現在二人雇用しているのだが、いちいちそんなことがレポートの中に書いてあって、MUYOGは地域に貢献しているんだって文脈で書かれている。
いかに仕事がないかということがこの文章だけで感じ取れる。
 
他には手作りのアクセサリーの販売をもくろんでおり、昨日の僕の仕事は
アクセサリーの写真を撮って、それに名前を付けるというクリエイティブな内容でした。
今日はその写真をMUYOGのページにアップしようとしたのだけど、ネットが重すぎてアップできず、子供たちと遊んだり、代表にゴミ収集事業の説明を受けて、実際に顧客を訪れたりって感じで1日が終わりました。