ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニアでやろうとしてること

このエントリーちょっと前に書いたんだけど、アップするのを忘れていた。
書くことはいくらでもあるのだが、書く時間が意外ととれなかったりする。
 
というわけで、今日はMUYOGで何やってるのか、やろうとしているのかを書く。ファンドレイズしますと書いたものの、その後あまり僕が何をしているのかを書いていなかったので。
 
まず、クラウドファンディングでの資金調達を目指すことは以前書いたが(どんなバリュー出すのか参照http://meifujiwara.hatenablog.com/entry/2013/09/05/193600
それに当たっては、現在プラットフォームの書類審査のようなものを通過して、この後電話インタビューが行われる予定である。これに向けては、自分の中でしっかりとなぜお金が必要なのか、なぜ図書館なのか、MUYOGは何を目指しているのかというロジックを整理するとともに、審査を通った後に訴求力のあるコンテンツを作れるように準備をしているところである。
 
次に、MUYOGではアクセサリーを作って販売したりもしている。
現在行っているのは週に一回マーケットに行って売るという小規模なもので、ほとんど儲かっていない。
これもちょっと考えればわかることだが、アフリカに住んでいる人にアフリカの民芸品買いませんかといってもそりゃああんまり売れないわけですよ。もっと魅力的な商品作ったり、マーケティングしっかりやらないと難しい。
そこで現在取り組んでいるのが、オンライン上で商品を紹介するホームページを作るとともに、日本のアフリカ民芸品を扱っているお店にお願いして、うちの商品を置いてもらえないか頼むというものだ。
実際にやってみると、多くのお店が独自の仕入れルート持っておられるなど、なかなか難しいのだが、
もう少しがんばりたいところだ。これらのアクセサリーはスラムの女性が手作りで作ったもので、
そこと日本のお店をつなぐことができれば間に余計な業者が入らない分安く提供できるので、それを押しながらがんばっている。
 
雑貨屋さんに卸す方が在庫を抱えるリスクがないと判断して現在はこのような戦略をとっているのだが、もちろん自分で在庫抱えて楽天やamazonなどのプラットフォームを使って販売することも考えた。
そこで両者を調べて思ったのは、楽天は出店者のことだけを考えて、amazonはユーザのことだけを考えているとよく評されているが楽天の手数料の高さに驚いた。
そもそも楽天とamazonはビジネスモデルが違う。楽天はいわば不動産賃貸業者であり、出店者は月々の賃貸料金(手数料)と売り上げの○○%を払うという仕組み。
一方amazonは、売り上げの○○%を払うだけで良い仕組み(厳密には販売ごとに手数料かかる)と、楽天式の両方を取りそろえている。ただし楽天式のほうでも手数料は相当安い。
そもそもamazonの特徴は自前で倉庫と在庫を抱えて、圧倒的流通量を背景に仕入れや、運送において価格競争力を持つということなので、出店者からの月々の手数料で稼ぐ楽天とは違うのだ。
 
話がだいぶそれたが、オンラインでのアクセサリー販売が手数料をペイできる規模になるとは思えなかったので(少なくとも今に僕には利益出せない)楽天はあきらめ、amazonも悪くはないのだが、やはり在庫は抱えたくないということで、現在は卸売り戦略をとっている。
 
しかし何とかして収益をあげられる方法はないものか…
アイデア募集。