ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

半沢直樹が終わった…あまちゃんももうすぐ…

半沢直樹が終わってしまった。事前の噂ではラストを原作と変えているとの情報もあったが、本筋のストーリーに変更はなく、半沢は普通に出向になった。半沢直樹シーズン2か映画をやると思うので楽しみだ。映画だと今回5話使っていたストーリーを2時間でまとめなければいけないので、ちょっと厳しい気がする。できればまたドラマで見たいものだが、『ロスジェネの逆襲』の次の『銀翼のイカロス』はまだまだ終わりそうにないので、ドラマでやるとしたら1年以上後だと思われる。やっぱりロスジェネだけ映画でやっちゃうかな。
 
僕はテレビ局にも広告代理店にも興味がないので以下多少間違いなどはあるかも。外れてないと思うけど。
 
テレビ局として収益を最大化するのに合理的な行動は映画化のはずだ。海猿と踊るシリーズが一度ドラマをやった後に、延々と映画を繰り返すのは映画の方が儲かるからだろう。
テレビ局の収益モデルはスポンサーからの広告料であり、ドラマに関しては1クール○○円という契約で基本的にはむすばれるはず。半沢直樹を見ていてLeading innovation TOSHIBAとか日本生命の名前は聞き飽きた。
これに関しては視聴率が何%を超えたら広告料倍、みたいな契約は結ばないはず。これは予算で動く日本企業にとって、ドラマが大ヒットしたせいで追加のお金が発生、というのは対応しがたいからだ。おそらく広報部かどこかに予算が割り振られ、その予算で彼らがテレビなり新聞なりどこに広告を出そうかと考えるはず。
 
だから、大ヒットドラマというのはテレビ局にとって短期的にはそこまで収益にはならないはず。もちろんDVDを販売するのでそれでそこそこの収益はあげるだろうが、映画と違ってドラマのDVDを買う人はそこまで多くないはずだ、実際にオリコンなどでDVDの売り上げランキングを見てもあまり見られない。
ただしTBSのドラマはおもしろいと視聴者が感じるようになれば、今後の高視聴率が望めるし、それに伴ってこの先のスポンサーとの契約も優位に結べるはずなので、ドラマの場合ヒットは長期的に還元されると思われる。
 
一方映画の場合、これは誰にどのようにお金が流れるのかが分かりづらいのだが、ただ物とは違ってコンテンツなので、コストはギャラ含め撮影にかかった費用とプロモーションのお金だけで、ヒットすればヒットするだけ東宝などの映画会社が儲かるはず。そしてドラマの映画化だとテレビ局も企画段階から関わるので彼らも儲かる。半沢直樹の視聴率を30%、ドラマ視聴者の1割が映画を見に行くと仮定すると観客動員は360万人、単価1500円とすると興行収入は54億円になる。大ヒット映画だ。
 
ここまで書いて気になってきたのでTBSのIRを見てみたのだが、テレビ局ってのはなかなか事業が多角化していておもしろい。ちょっとテレビ局で働きたくなった、もちろん番組制作とかは興味ないが。
やはりテレビの広告収入が主のようだが、映画は映像・文化事業という謎のセグメントにくくられており、決算資料内においても特定の映画の興行収入にしか言及はなく、そこからテレビ局がいくら儲けているのかはよく分からなかった。暇なときにじっくりIRを読み込みたい。
 
思いの外長いエントリーになってしまったが僕が言いたいのは半沢直樹が終わって悲しいということ、また半沢直樹に続き今週はあまちゃんが終わってしまうのでさらに悲しいということだ。半沢直樹とあまちゃんは娯楽の少ないケニアにおいて僕の生きる希望だったので、能年玲奈にもう会えないのかと思うと来週からどうやって生きていけばいいのか想像するだけでつらい。あーウニ食べたい劇場に行きたい。