ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニアもあと20日なので仕事をまとめておく


ケニアでの生活もあと20日となった。残りの期間は今やっている仕事を完成させたり引き継ぐことになると思うので、ちょっとまとめてみる。JWIでの派遣先候補になったりと、また日本からMUYOGに人が来るかもしれないので参考にしてほしい。
 
 
・日本へのアクセサリーの販売
MUYOGはアクセサリーを作って販売したりもしている。基本的に材料を買ってきて、スラムの女性が作成し、それを週に一度くらいのペースでマーケットで売るという形だが、これはまだ始めたばかりかつそこまで売り上げはない。ケニア国内ではアクセサリーは供給過剰なくらいで、これで収益をあげるのはなかなか難しい。
そこで僕が取り組んでいるのは日本でアフリカのアクセサリーなどを販売しているショップにコンタクトをとって、MUYOGの商品を買ってもらえないかとお願いするということだ、まあ営業というやつだ。
現在1件、話が進んでおり、ぼくがいる間に何とか取引までにこぎつけそうだ。ある程度サンプルを提示して、その上でこういうものできますかというリクエストを受け付け、そしてそれが可能かどうか確認する、というまさに営業だ。スラムの女性はえいごが使えなかったり、途中でMUYOGがネットが使えなくなったりと大変だった。
 
 
・クラウドファンディングでの資金調達
Ready Forを使って図書館建設のための資金調達を計画している。ページは10月17日にオープン予定である。ページを見た人に寄付をしようと思っていただくために文章を考え、写真を貼り付け、魅力的なページをつくるというもの。僕がいる間に資金調達は終わらないだろうが、成し遂げられたらこれは大きい。
 
 
・GGPへの応募のためのフォーム作成
GGPというのはGrant Assistance for Grassroots Projectのことで各国の日本領事館が窓口になって行っているプロジェクトだ。僕は最初資金調達をしようと考えたとき、JICAなどの機関のページを探したのだが、そこでは日本にあるNGOやNPOが、途上国向けに支援を行うのにお金を出す、というものしか見つけられなかった。まあ日本の税金だし当たり前か、とあきらめていたのだが、最近このGGPなるものがあることを知った。
要するにこれは被援助国のNGOから書類を提出し、審査に通ればお金がもらえるというもので、貸し付けのものもある。まあ無償援助のODAの一つだ。
最大で1000万円の援助を受けられるので、僕が集めようとしている35万円どころの比ではない。これに関してはまだブログでは詳しく書いたことがなかったのでまた後日書く。
 
 
・MUYOGのホームページのSEO対策
SEOというのはSearch engine optimizationの略で、要するにGoogleなどの検索エンジンで検索したときに上位に表示するように対策することだ。僕は昔DYMというSEO対策などを行っている会社でインターンをしていたので、SEOのことは多少分かるのだが、しかし僕の仕事は営業だったので実際の施策レベルでは分からない部分も多い、というか2年以上前なので忘れてしまった。
余談だがDYMは今もイケイケに成長しているベンチャーで、僕はあそこで営業という仕事を学んで、同時に自分には向いていないなと思った。営業を知るという意味と、社会で働く(働いている人を間近で見る)ことを知る上で良い経験になった。
ところで、MUYOGのページ関して言うならばはっきり言ってホームページが杜撰すぎて仮に上位表示されるようになっても、あまり意味がないのでまずはそこを編集したらどうかという話をしたのだが、難しい。僕も簡単にHPの編集の仕方を教わったのだがこれがまた謎のソフトを使っていて編集が困難で手をつけていない。
 
 
 
こんなところだ。後から来る人にメッセージを残すなら、アクセサリーはもっと販売余地はあるだろう。ホームページはいくらでも充実のさせようがある。また、資金調達が上手くいったら図書館を運営しないといけないし、そこでいろんなプログラムが考えられるだろう。まあやることなんていくらでもあるだろう。