ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

モンバサ日記③

夜は列車に激しくゆられながらも何とかに眠りにつく。揺れもさることながら窓を開けられなかったのでちょっと暑かった。そして朝は7時前には起きて朝食へ向かう。今度は写真付きでご紹介。

 
f:id:meifujiwara:20131019073648j:plain
このプレートと、向かいに少し映ってるトーストと、後はフルーツとジュース。思ってたのよりしょぼい。
 
 
 

f:id:meifujiwara:20131019103854j:plain

これは窓からの景色。
モンバサはケニア第2の都市なので、このナイロビ-モンバサ間の列車というのは言わば東海道新幹線に乗っているようなものなのだが。延々とこの同じ景色が続く。最初と最後の1,2時間は多少町並みも見えてくるが、残りはずっとこんな感じだ。僕は新幹線からの窓の景色が好きで、常に変化するし、町並みを見ながらあの看板は何だとか考えていたら飽きないものだが、これにはちょっと飽きた。
 

 

 

 
駅に着いてからはMarineとともにタクシーに乗る。彼女は友達がいるのでそこに泊まるらしい、先に彼女を下ろして、その後僕はホテルまで連れて行ってもらう。二人合わせて900KSHだったかな、まあタクシーだしこんなもんだろう。また後でBBQに誘うよ、と言われる。また、タクシー運転手からは連絡先を教えられた。ケニアのタクシーを使うと必ず連絡先を教えられ、何かあったら連絡してくれといわれる。面倒なので連絡したことはないが。タクシーって高いからそんなに頻繁に使わないのよね。
 
そしてホテルに到着。おーリゾートって感じ。
結局今日はホテルから出なかった。というのも列車は午前10時到着予定のはずが3時間近く遅れ、ホテルについてシャワーを浴びるともう14時過ぎだった。ホテルは明日の午前10時チェックアウトなので、今日はホテルを満喫しようと考えた次第である。
 
 
f:id:meifujiwara:20131019140235j:plain
部屋の様子
 
はっきり言って快適すぎる。楽しー。
とりあえず僕の部屋には無駄にベッドが3つもあり、海とプールが見渡せるベランダでタバコも吸える。シャワーは当然ホットシャワーが使えるし冷房も付いている!言うこと無しだ。
 
シャワーを浴びた後はホテル内でランチを食べる。プールサイドで海も望める最高のレストランだ。
モンバサといえば沿岸部にあるので、なんといってもシーフードが目玉だ。とりあえず蟹を食べようとしたのだが、売り切れといわれる。メニューに書いてあるのに、品切れというケニアのお約束はモンバサのホテルでもおなじみらしい。代わりにロブスターを頼んだ。メニューにはロブスターと書かれていたが、オマール海老
書いた方がなんとく高級感あふれるので以下オマール海老と記す。
 
たまにプールからドリンクを頼んでいる客もいた、料金は部屋につけておく方式だろう。すごく楽しそう。僕は水着は持ってきてないし1日の滞在で買うほどでもないが、みんなリゾートをエンジョイしている。プールの写真を撮るのは盗撮みたいで気が引けたのでとってないけど、きれいなプールだった。そしてぼくは潮風に当たりながら本を読んで優雅に待っていたのだが、オマール海老がなかなか出てこない、そして30分近く待ってやっと出てきた。
 
 
f:id:meifujiwara:20131019145929j:plain
実に美味しかった。1350KES(1500円くらい)なり。ホテルで食べてこれだから日本と比べれば相当安い。
 
 
ホテル内にはテニスコート、卓球、ジム、プールがあって、レストランやバーももちろんある。そしてビーチに隣接しているのだ!ホテルから出なかったといったが、もちろんビーチには繰り出した。普通にホテル内だけでリゾートっぽいことは完結しているのだ、恐るべし。
f:id:meifujiwara:20131019151705j:plain
美しきモンバサのビーチ
 
 
しばし海で戯れていると、うさんくさい黒人に声をかけられる。海外の観光地で声をかけてくるやつはだいたいろくな知らせをもたらさないのは世界の常識だが、暇だったので相手する。ところが彼ら、なかなか本題を切り出さない。普通に雑談して、謎の薬草講座が始まり(この草はマラリアに効くだの、この幹の液を肌にぬるだのいろいろ教えられた)、近くの家でケニア料理を作っているところなどを案内してもらい、そして最後に民芸品作成工房に到着。やっと本題だ!木彫りのアクセサリーを作っていて、名前を彫ってやるといわれたが、とりあえず名前はいらない、好きな動物はキリンさんだと答えておいた。
この後はおきまりのやりとりだ。キリンさんをやすりでぴかぴかに磨いてからくれたのだが、1400KESだと言い出す。このキリンさんがオマール海老より高いとは片腹痛し。
こちらも軽い反撃を試みるべく、そんなに高いならいらないよといって帰るふりをする。へいへい、これはビジネスだ。値段をいってくれないと始まらないよと言われるので、50だと返す。すると600まで下がった。ここからは長いやりとりの末200に落ち着いた。これはツーリスト価格じゃなくて、ケニア人価格だよと言われた。僕の中では150くらい妥当だと思っていたので、それ以上出すつもりはなかったのだが彼らのまずはいろいろなことを教えて仲良くなろう作戦に僕は敬意を表し、話し相手になってくれたことや、教えてくれた知識に対して50出そうという考えた。この時点で彼らの罠にはまっているわけだがしかし楽しかったのでまあ良いだろう。