ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

モンバサ日記④


夕食はホテル内のビュッフェ。プールサイドで、席はキャンドルで明かりを灯すというおしゃれな感じだ。
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魚が上手い。全体的にきちんと味付けがされており、とりあえず塩かけとけ文化のナイロビよりはだいぶましである、もちろんホテルだからとうのもあるが。ちなみに80KESのコーラと合わせて1570KESだった、思ったよりは安い。というかやはりオマール海老が高いんだな。
 
また、毎日21時15分から夕食をとる場所でショーをやっており、今日はアクロバット何とかと書いてあった。陽気な音楽に合わせて縄跳びしたりしていた。
 
 
僕はショーは一応最初だけ見届けたが、後はプールサイドのベンチにて本を読んでいた。ちなみに暗くて普通の本は読めないのでiPhone電子書籍を読んでいる。波の音が響く満月の夜に、優雅に屋外で読書ができる。電子書籍というのはなかなかすばらしい発明だと思う。とりあえず旅行者にはもってこいだ。
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月とプールとレストラン

 

 

 
朝は朝食が7時半からで、チェックアウトは10時だったので、7時頃に起きてシャワーを浴び、朝食へ向かう。朝食もビュッフェ形式だが、こちらは宿泊代に含まれている。ソーセージ、スクランブルエッグ、パン、パンケーキ、フルーツ、など定番な感じで、シェフが目の前でオムレツを作ってくれるというホテルおきまりのサービスもあり、いささか卵を食べ過ぎてしまった。朝食は特筆すべきことはあまりないが、強いて言えばチョコレートクロワッサンが美味しかった。
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卵とスクランブルエッグ、この後オムレツも食べる。手前はチーズ。
 
 

 

 
 
 
ホテルをチェックアウトする前に、帰りのバスをフロントにて予約してもらう。鉄道は一回乗れば十分だと思った、というか18時間近くかかる旅はつらいしそこまで快適でもなかった。バスだと21時頃に出て、朝の6時に着くらしいので東京大阪間を夜行バスで移動するのと大きくは変わらない。しかも1000KESで予約できた。
このときホテルのフロントの女性がMペサで支払いを行ってくれて、手数料とか行って1000に加えて150とられたが許容範囲だ。というか初めてMペサを使うところを見れて感動した。このブログでもたびたび紹介してきたが、Mペサというのは電話番号が分かればSMSで決済できるというサービスだ。最近アメリカでSquareがメール一本で決済できるSquare cashというサービスを始めたと日本でも話題になっていたが、アフリカは遙かに先を行っているのだ。ケニア人がこのサービスを聞いてもえ?今更?って感じだろう。
 
 
ホテルをチェックアウトしてからは、モンバサマリンパークというところに向かった。要するに国立公園になっているビーチだ。
モンバサはトゥクトゥクという小型の車が走っている。インドのリキシャのようなものだと言えば分かるだろう。形式はタクシーと変わらず、マタトゥのように決まったルートを走っているわけではないので、行き先を告げて値段を交渉するのだ。
ホテル前でトゥクトゥクマリンパークをお願いすると、300だといわれた。相場が全く分からない…が、高いと感じ250まで下げた(後で分かるがこれでも高い)。
マリンパークに着くとおきまりのうさんくさい黒人に話しかけられ、相手をしてやる。海を案内してくれると良い、僕はスニーカーだったのだが、わざわざそれを持ってくれて、僕もデニムの裾をまくって海に突入した。ちなみに今は干潮のタイミングだから結構沖まででれるらしい。普通に砂浜から2,300mは歩いた。いろいろと海の生物を教えてくれる、そしてなんとイカを捕まえていた!ちなみにここは保護区だから生物を捕まえたり、ものを持って帰ってはいけないと言われたが、普通にイカを一匹だが捕まえていたし、僕にお土産の貝をくれた。イカを捕まえた後はこのようにして墨を抜くらしい。
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右の方にイカがいる、結構な量の墨を出す
 
 
 
 
そして僕が一番テンション上がったのは、なんと言っても…
…ウニだ!!!!

 

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完全に頭の中であまちゃんのオープニングが再生されて、アキちゃんがジャンプしている光景が目に浮かんだ。
そうか僕があまちゃんと出会ったのも、ケニアで最終回を迎えたのも、そして今モンバサへ来たのもすべてはこのウニと出会うためだったのかと考えるとすべての伏線が回収されたような何とも言えない気分になって感動した。
ウニも保護区なので捕ることはできないらしい、確かにあまちゃんで学んだがウニは捕まえるのが簡単で本気を出せばすぐに絶滅してしまうようなので、この保護区がとりあえず保護区としてそれなりに機能していることは分かった。ケニア人ウニ食べるのかという疑問は残ったが。初めて触ったウニはちくちくして痛かった、そして生きているので手で持つとなにやらもぞもぞと動くのを感じた。
 
 
海の案内も終わり、何やらいつもの雰囲気になった。案内の料金は4500KESだと言い出した。ファック、ゼロが一つ多いわ、と思って交渉を始めるが全然安くならない。あれ?マジで?
まず外国人はビーチに入るのに15ドル必要だと言い出した、この4500KESは15ドルと案内料金らしい。15ドルって高すぎだろうと思ったが本当らしい、少なくとも後で調べたところ数年前に10ドルだったところまでは確認できた。それでも粘りに粘って入園料合わせて2500KESまで下げたが、信じられないというリアクションだった。
3000渡した後は彼らの得意のレストランに案内され、おつりも後で渡すと言われ、嫌な予感がしたが結局再会できず500余分にふんだくられた。僕は観光客に対してものの価格をふっかけるのは別にかまわないと思っている。強制的に交わされれば問題だが、提示されて価格に一度は納得してお金を出すわけだし、後でフェアな価格が分かって怒るやつもいるが、おまえ一度は納得しただろと思う。しかし、2500といっておきながら3000ふんだくるこの行為は僕の中では完全にルール違反で仁義にもとる行為であり、はっきり言ってケニア人に失望した。探し出そうかと思ったが、正直ビーチは暑くてめんどくさかったのと、また彼らはウニを見せてくれたので、アキちゃんの可愛さに免じて一度だけ許してやることにした。
 
 
渡されたパンフレットにも国立公園保護のために入園料がかかると書かれており(いくらかは書かれていない)、たとえ案内をつけなくてもお金は取られるので個人的には旅行者にはマリンパークはお勧めしない。ホテルに泊まっているのならそこにビーチがあると思うので、そちらで遊べばいいし、個人的には海水嫌いなので美しい海を見ながらホテルのプールに入るというのがやはり最高の贅沢だと思う。もしくは、マリンスポーツに参加して元を取るべきだ。僕のように2,3時間の滞在だと割に合わない。いや、しかしきれいではあった。たぶんこの一帯で一番きれいなビーチを国立公園として確保しているのだろう。
 
 

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最後に美しいモンバサの海を

 

 

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