ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニア最後の夜

今日がケニア最後の夜だ。僕は家の屋上でタバコを吸いながらコーヒーを飲み、ケニアの夕暮れを眺めるのが最上の時だったのだが、この屋上からの景色もこれで見納めかと思うとなかなか感慨深いものがあった。
 
MUYOGへの出勤は金曜日が最後だった。この日は僕のフェアウェルをやってくれるということで、いつもは5時前に帰るところをパーティーが始まる7時くらいまで残っていた。といっても仕事はもう完全に終わらせていたので、遊んでいただけだが。
7時を少し過ぎて、フェアウェルパーティがー始まった。普通にケニア人の大好きな歌って踊るパーティーで、おまえらフェアウェルにかこつけて楽しんでるだけじゃねーか、と思いつつも僕も一緒に楽しく踊ったりしていた。そして8時を過ぎた頃、なにやらフェアウェルっぽいイベントが始まった。Sospeterが僕がMUYOGでどんな仕事をしたか、どんなにいいやつだったかをみんなに紹介してくれ(自分で書いててアホみたいだが)、僕も自分でちょっと仕事の補足説明をしたりしていた。パーティーには普通に顔を合わせたこともないメンバーもいたからだ。そして、印象的だったのは、Sospeterにケニアの好きなところと、嫌いなところと、MUYOGの改善すべきところを言ってくれと言われたことだ。僕は最後の挨拶くらいは少し考えていたが、これは予想外というか、さっきまで踊ってたくせに急に真面目モードだなと驚いた。
 
そして僕からも挨拶して、その後は飲み物とビスケットが持ち込まれちょっとしたパーティーになった。子供もいたし、高いのでノンアルコールなのだろう。というか普通にこのドリンクだけでもそこそこお金かかるので本当にありがたい気持ちでいっぱいだった。そしてみんなと話したり、いろんな人とツーショットを撮りまくって、最後に集合写真を撮った。MUYOGのデジカメで撮ったので、まあ後でお願いすれば送ってくれるだろう。そしてマフラーを渡された。ケニアの国旗のカラーになっており、MEI MUYOG KENYAと書かれている。ちょっと感動した。
 
パーティーが終わった後は、時間が既に9時頃になっていたのだがSospeterがタクシーで送ってくれた。なんといいやつなのだ… そしてついでに僕の家まで来て、部屋まで見ていった。どうやら僕が住んでいるところの詳細は知らなかったようで、MUYOGまで遠いし、自炊もできないなんて大変だったろう、アイセックに言っておくと言っていた。どうもアイセックから聞かされていたのと実際の情報が食い違ったのだろう。最後までいいやつだ。
 
インターンでやったこととか、インターン全体を振り返るエントリーは別途書くが、ひとまずこれで僕のMUYOGでのインターンは終わった。本当に恵まれたNGOだった。
 
最後にもらったマフラーの写真と、荷造りが終わった様子を。
ものは基本的に現地調達だったので、ほとんど捨てたり同じフロアに友達にあげたりした。おかげでバックパックは半分くらいがお土産で、コーヒーやら紅茶やらいろいろ入っている。明日は朝の5時半にタクシーに乗って、いよいよ空港へ向かう。さらばケニア。
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