ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

文学の価値


最近圧倒的な円安の流れだった。米国でテーパリングが始まるなら日米金利格差拡大で円安、緩和継続ならリスクオンで円安とどっちに転んでもOKな相場だったので僕も全力で円ショートしていたので儲かっている。この3日間の円高で少しやられたが昨日の雇用統計でまた回復してきた。
 
 
そして卒論は進まない。文学部はつらすぎる。僕も1000年後くらいに生まれていたらあまちゃんについて書けば古典をよく知る教養ある人として評価されたのに、なぜこの時代に生まれてしまったのか。この前初めて出た授業で源氏物語を扱っていたのだが、現代でミカサ可愛いわーとか言うとこいつ漫画のキャラに向かって何言ってんだ、ってなるのに源氏の女性だとやっぱり紫の上だよねていうと教養ある人となるのは悲しいことだ。
しかし文学の世界は代謝が進まないね。企業だと古い企業は悪だとか老害だとかひどい言われようなのに、文学は古いというだけで価値があり、新しいものをサブカル(笑)とかいうのはどうかと思う、なんだよサブって。
 
もちろん古い文学作品にも面白いものはあるが、僕はこれらの価値は基本的にシグナル効果で説明できると思っている。つまり、はっきり言って無駄で何の価値もないからこそ、そんなもののことをよく知っている人は圧倒的な知識のある人だとみなされ、評価されるのだ。ブランドものの時計を持つことでこんなところにお金かけられますよアピールをするのと一緒で、君ら庶民はサブカル(笑)とかいう面白くて役に立つものしか消費できないのだろうけど、僕はこんな面白くない古いものでも楽しめるくらいの教養があるんだよ、みたいな雰囲気を感じる。
 
まあ僕も教養を振りかざすのが好きな人間なので偉そうなことは言えないが。受験勉強を頑張ったものの特権だよね。え?日本史履修してないの?みたいなあのくだらない優越感。