ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

リーガルハイも終わってしまった

リーガルハイが終わってしまい、また楽しみが一つなくなってしまった。
半沢直樹からリーガルハイ2の堺雅人にわかだと思われないように主張しておくと、僕は新撰組!の山南さんの時から堺雅人が好きで、『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速見役が最高にクールだと思っている。
 
リーガルハイを見ていない人のために簡単にあらすじを書くと、堺雅人演じる無敗の弁護士古美門が毒を吐きまくりながら裁判に勝ち続けるというストーリーだ。
一般に弁護士ものって主人公は正義感あふれるつまんないキャラが多いイメージだが、古美門は裁判に勝つためなら何でもやる、地位とお金と名誉が大好きというなかなかえぐいキャラをしている。たとえば高層マンションができたことによる日照権侵害の裁判では企業側に立って反対住民をたたきつぶすし、自然が美しい村が世界遺産になろうとしたときには、それの世界遺産化反対側を弁護して自然を壊して便利な生活を手に入れよう!と主張する。
 
一貫しているのは善悪の判断を自分で下すなどおこがましいことで、自分がする仕事は依頼人のために勝利することだという姿勢である。たとえば上の日照権の裁判を例にとると、確かに一部の人の日照権が阻害される一方で、新しいマンションができて町に人も増える、マンションの建設会社の下請けで多くの人が生計を立てている、反対住民もお金のためにごねているだけ、などと真実はよく分からず、どっちが良くてどっちが悪いかは分からないというスタンスなのだ。そしてヒロインの新垣結衣演じる黛がド定番の正義感系のキャラで、たとえば日照権の裁判ではすぐに住民側に付こうとする、そして上記のような展開になって古美門にたしなめられる。
 
僕も古美門的発言をしてこの人あり得ないわー的な白い目で見られることも結構多いが、そんな僕に白い目を向ける朝ドラヒロインな皆様は一度リーガルハイを見ることをおすすめする。
 
ところで僕もさっきウィキペディアを見て知ったのだが羽生君(イケメン弁護士)は慶應で黛は早稲田で、磯貝(仕事ができないネタキャラ弁護士)は東大法学部という設定らしい。悲しいステレオタイプだが、確かにイメージとは一致する。