ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

年末年始閉める店はHPに書け

毎年年末年始は雪が降り、車社会の田舎に帰省して引きこもり続けるのだが、今年は卒論を書くので帰省せずに東京にいる。文京区の某所に住んでいるので、湯島天神に向かう参拝客が押し寄せているところを目の当たりにして驚く。この天神バブルを背景にコンビニはホットスナックを寒い屋外で販売し、湯島天神の近くのラーメン屋も年末年始は休まず営業しますと張り紙が出されていてすばらしいことだと感じていた。
 
ところで、いつも帰省していたので気にとめなかったのだが、年末年始は本当にお店がよく閉まる。ちょっとラーメンでも食べて気合い入れて卒論書くか、と思っても初詣バブルの起こっていないところは普通にしまっている。驚いたのは、年末年始閉めるのはかまわないのだが、その情報がどこにもないということだ。僕はだいたい食べログで3.5くらいあるお店を探してそこに行くのだが、ウェブのプロモーションに力を入れている飲食店は当然ホームページを持っていてそこに年末年始の営業時間を記載していて、ご丁寧に食べログにまで載せているところもある。
 
はっきり言って今の時代飲食店経営においてウェブまわりのプロモーション戦略は大事すぎる。僕は新しいお店を探すときは食べログを筆頭にウェブ上のあらゆる媒体を駆使して、良い店である確度を高めてから行く、最近の若者ならこういう人は少なくないだろう。それを営業時間の情報すら載せずに休むとはどういうことか、休んで良いからその情報発信しろよと。
 
最近の消費者は事前にウェブで情報を収集した後に店舗に向かう。昔は新しいお店を知ろうと思うと雑誌で知る程度でしかなく、基本的に自分の行動圏内にしか行かなかった。だから年末年始の営業情報などお店の前に張り紙でもしておけばそれで十分だったのだ。だが今は違う、多くの人がウェブでガンガン検索して新規開拓してくれるのだ。僕はこの一週間くらい営業しているお店を探すのが結構大変で、行きたいなと思っても営業情報が分からずあきらめたパターンがほとんどだ。どうしても気になるお店はtwitterで情報を探した。
 
まとめると、毎日行列ができる超人気店か、娯楽でやってる店以外はとにかくもっとウェブに気合いを入れろと言いたい。彼らが思ってる以上に(というか思っていないのだろうが)ウェブの手を抜くことによる機会損失は大きい。とりあえず年末年始の営業時間は書いた方が良い。さらに言うと、多くの店が年末年始の営業を止めている今営業することによるメリットはそこそこあると思う(店のタイプや立地にもよるが)。昔ならみんな諦めただろうが、今なら僕のようにウェブで開いてるかどうかわざわざ探して来る客も居るからだ。