ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

Time is Money


学校のレポートを書くのに必要な本があって、amazonで購入した。一冊はマーケットプレイスにあったのでお急ぎ便で購入した。もう一冊がお急ぎ便が使えないタイプだったので普通に注文したのだが、この本は定価1500円で、amazonだと市場安い中古が390円(別途送料が250円かかる)、しかしいつ届くか不安だったので24時間以内発送を謳っているところで発注し、深夜に注文したが、翌朝10時には発送した旨の連絡が届いた。ちなみにここでの価格は1000円だった(送料は同じく250円)。
この390円の店ももしかしたら翌日発送してくれたかも知れない、レビューを見ても「迅速」な発送をしてくれたと書かれていた。しかしながらレポートの為には1日の遅れが致命的になるので、1000円の方で注文した。「迅速」な発送というのは基本すぐに発送するけど、遅れたときの言い訳にもなるという便利な言葉なのだろうが、あまり価値がないので、自信があるのなら24時間以内発送を謳った方が儲かる、Time is Moneyなのだ。本なんて誰が売ろうと一緒なので、ましてamazonというプラットフォーム上で競争となるとほぼ価格で決まるってしまうが、早さという切り口で差別化図って付加価値出すのはすばらしいことだと思った。
 
また、マイナーな専門書は電子書籍化してくれたら良いのになーとも非常に感じた。今回買おうとした本は、マイナーな本なので大型書店にも置いていないと思って、はじめから図書館やネットで探した。大衆向けの本なら、書籍化して店頭に並べて奥の人にアピールするという戦略も取れるが、今回のようなマイナーな本に関してはどうせ店頭には並ばないし、はじめから電子書籍で出しておけば、後の世代が苦労して探す必要も無く楽に購入できて非常に助かるのだが。おそらく学術本の類いは受注生産に近い方法をとって、刷り過ぎないように気を使っているはずだが、電子書籍なら問題ない。
ただ小説と違って、レポート書く際の参考文献になるような本はいろんなページを行ったり来たりする読み方をするから紙媒体じゃないと面倒ではあるんだよな。探したい箇所を瞬時に見つけ出すのが電子書籍だと困難。今だとアドルノについてレポートを書いているのだが、哲学の本は理性とか、認識論とか、同じ言葉が何回も出てくるから検索機能もそこまで役に立たない。