ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニアのネット事情

ケニアでは誰でも携帯を持ってると前に書いた気がするけど、今回はネットの話。
ケニアでPCをネットにつなぐのに一般的なのは、モデム(USBメモリーの形をしている)を買って、それをUSBのところに挿す。後はそこら辺のお店でスクラッチカードを買って、これを削るとシリアルナンバーが出てくるので、それを入力すると、その分の金額がチャージされる。たとえばの今の僕は月々2980KESで3G回線使い放題というプランを使っているので、1000KESのスクラッチカードを3枚買ってこれをぽちぽち入力した。
 
1KES=1.13JPYくらいなので、これははっきり言ってそこそこ高い。3000KES分のスクラッチカードを買ってきたときはケニア人におまえそんなに使うのかと驚かれた。ちなみに、2780KESで5GBというプランもあって、最初ケニア人にはこちらを推奨された(1ヶ月縛りがないから)。だが、下手すると1日で1GBくらい使うので迷わず使い放題のにしておいた。
物価水準の例としては、500mlペットボトルの水が25KESくらい、庶民の移動手段マタトゥが距離にもよるが50KESくらい。食事は僕の大好きなアーモンドクロワッサンが80KES(これはかなり高い)、普通にスラムでランチ食べたら50KESって感じ。
後は今の家の家賃は2ヶ月で15500KES、これはかなり安い。最初いたところは月40000円くらいだったし。もちろんクオリティは段違いだが。
 
要するに、一月分の家賃の4割くらいの価格をネットに払っているといえば高いことがおわかりいただけるだろう。
ただそのおかげでyoutubeやらtwitterやらぐぐたすやらを使えるので、日本に居るのと変わらないコンテンツにアクセスできる。仮にネットが使えないきれいなホテルと、今の環境を選べるとしたら間違いなく後者をとる。
今の家はたまに停電になるんだけど、部屋が暗くなるだけで別にネットは使えるので困らない。
僕の中でネットはもう完全に電気ガス水道と同等、下手したらそれ以上のインフラになっている。
だからいくら足下見られようと、払うしかないのだ。
 
足下見られていると書いたが、熾烈な競争を強いられている通信料金は日本においてはまあまあ安い(携帯は高い)。
むしろ電気ガス水道あたりの公共料金は著しく高く感じる。競争のない独占企業であるのをいいことにふっかけているとしか思えないレベルだ。日本の電気代って総括原価方式とかいう、必要なコスト積み上げて、それに利益分乗せて決めるという猿でも経営できる方法で決められてるからな。
ケニアとか海外ではどうやって決められているのだろうか。ケニアにおいては家賃の水準から見るに、ネットと比べても電気などは割安な気がする、その代わりよく停電するけど…