ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

モンバサへ行く

結局モンバサへ行くことにした。ケニア生活も残すところ2週間で、週末はあと2回あるのだが今週末をモンバサ旅行へ当てることにした。沿岸部の料理が楽しみで仕方がない。
 
モンバサとはケニアの沿岸部にあるケニア第2の都市で、観光地として有名だ。ケニアに来るとマサイマラのサファリと、モンバサのビーチの二つはとにかく行けとおすすめされる。ナイロビからの移動手段はバス、鉄道、飛行機の三択だ。飛行機は高いので却下。バスは安い。鉄道は一等、二等、三等の三つがあり、一等車で45ドル、二等車で35ドル、三等車で8ドルくらいだ。高い二つは食堂車での夕食や朝食、さらにベッドもついているが、三等車だと席だけのようなので、今回は二等車を予約した。
 
ナイロビからモンバサへの列車は月、水、金の19時に出ており、片道15時間くらいかかる。これは結構な長旅なので、三等車はやめておいた。僕はヨーロッパからイスタンブールあたりを走るような金持ちの道楽とも言える豪華な鉄道の旅にあこがれており、今回はバスではなく鉄道で行くことにした。行きは二等車で行くが、帰りは一等車にするかも。というのも、今回鉄道を予約するのに、ネットだと旅行代理店を通さなければ予約できず、その場合一等車で片道65ドルも取られるのだ。クレジットが使えるのは魅力だが(駅の窓口では当然使えなかった)さすがにこれは高すぎるので、今回はわざわざナイロビ駅まで赴いて予約したのだ。
 
僕は金曜の夜に出発して、向こうで一泊した後に日曜の夜行で帰ってくるつもりだった。ところが窓口のオヤジからそんなにすぐに帰ってくるの?それはもったいない!とりあえず行きのチケットだけ買って、帰りは向こうで買いなさい。もっと長居したくなるかも知れないからと言われた。どんだけ良いところ何だよ、モンバサは…
日曜日を逃すと、次のナイロビへの帰りの列車は火曜日になるため、さらに二泊余分に泊まらないといけない。さすがにこれはお金がかかるし、何より仕事も大詰めなので日曜日の夜行で帰ってくるつもりだが、実際に二等車を経験した後で、帰りは一等にするか二等にするか選べるというのもありがたいのでオヤジのアドバイスに従った。
 
現在僕の残金は17000KESだ。この17000で帰りの列車代を払い、かつ日々の生活を過ごし、かつお土産も買わないといけないので慎重になっている。最近の僕の関心事はもっぱらこのケニアシリングのポジション整理だ。日々の生活費などをエクセルにまとめ、これだけあれば大丈夫と踏んだ額がこの残した17000なので失敗は許されない。最近はスーパーで400円くらいの買い物でもクレジットを使ったりといろいろ調整している。すべてクレジットで決済できれば問題ないのだが、スラムの飯屋では当然使えないし、スキミングリスクもあるので怪しいところでは使うわけにも行かず、慎重になっている。そのためキャッシュを根こそぎ持って行かれる鉄道旅行には少し慎重になっていたのだが、ナイロビにも飽きたので行くことにした。というわけで今週末からモンバサ日記が始まる予定。