ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

Ready forのページが完成した!

モンバサ日記の途中ですが、速報です。
ついにReady forのページが完成しました!!
 
こちら↓
 
まだトップページには表紙されてないけど、プロジェクトを探すのところから
表示されるようになっております。
 
というわけでおさらいと初めて見てくれた方のために改めて僕がやっていることを書いておこうかと思う。
 
 
東京で大学生をやってます。
現在は夏休みを利用したり、学校を休んだりしてケニアのNGOでボランティア中です。
 
僕がボランティアをしているNGOはMUYOGという名前で、ナイロビのMaruruiという地域のスラムにある。
このMarurui地域の発展のために様々な事業に取り組んでいるのだ。
寄付金に頼ることなく、ゴミ収集事業やネットカフェを運営してお金を稼いでいる。衛生意識が低かったり、住民がネットにアクセスできる環境が限られるスラムにおいてこれらはなかなか社会のためになっており、日本風に言うなら社会起業家のような感じだ。こうして稼いだお金をスラムの教育事業に投資している。
 
 
今回、僕がやろうとしているのは図書館建設プロジェクトだ。
Ready forの方には冗長になるので書かなかったが、教育というのは本当に人生を変えるものだと思っている。
残念ながらMUYOGからではないが、スラムで育ったが奨学金を受け、大学まで進学し、東京大学に留学したというケニアの学生もいるらしい。たとえスラムに生まれようとも、適切な教育を受けて、チャンスをつかめばいくらでも人生は変えられる。一方でそのような機会に恵まれなかったり、人生は変えられるということを知らない子供も大勢存在する。
図書館ができれば、まず本を読むことによって子供たちの世界が広がる。貧しいスラムには本などほとんど存在せず、子供たちがアクセスできる情報は限られている。また、勉強する場所としても図書館は機能する。家庭によってはまともな机や椅子、明かりが存在せず(電気が通っていないため)、放課後子供たちが勉強できる環境は限られている。図書館は勉強する意義を教え、かつ勉強する環境を整える意味で非常に重要なのだ。
 
僕は個人的に寄付という考えがあまり好きではなく、実際にケニアにいると援助依存体質というのを感じることもある。援助に頼っているだけでは本質的な問題は解決しないと思っている。ただ一方で、もっとお金が適切なところに配分されれば被援助国も変われると思っている。教育だ。通常の援助とは違って、クラウドファンディングのスキームなら確実なお金が必要なプロジェクトに渡る、今回なら図書館だ。これか確実にMaruruiの教育事情を改善するし、このような分野への投資が途上国の抱える問題を解決することになると僕は信じている。
 
また、MUYOGは非常に情熱を持ってスラムの問題に取り組んでいる。仮にお金が集まってもそれが適切に使われないのではないか?図書館ができても適切に運用されないのではないか?そう思う人もいるかもしれない。僕もずっとケニアにいるわけではない。しかしながら僕が今回クラウドファンディングという手段で資金調達を行おうと思ったのは、集めたお金が適切に使われるという確信があったからだ。そうでなければわざわざこんな面倒なことはしない。根拠は何かと聞かれると、MUYOGの人と一緒に働いてそう感じたという、まあそんな曖昧なものだ。ただ、たとえばケニアのNGOにしては珍しく財務諸表を作成していたりと、結構きちんとしているNGOだ。
 
というわけで、ご協力をお願いいたします。
ご質問などございましたら気軽におたずねください。