ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニアの床屋とひげの防犯効果

僕はケニアに日本で使っている電動の髭剃りを持ってきていた、しかしこれも最初の2週間くらいで充電が尽きてしまった。日本とケニアでは電圧が異なり、受電はできないのでこのひげそりは日本に帰るまでもう役立たずだ。そのあとは現地のスーパーでシェービングクリームと剃刀を買って髭をそろうとした。が、しかしいつも電動なので普通の剃刀を扱うのが難しく、何より家で水が出ないことが多くて面倒になって放置するという戦略をとった。Ready forに僕の写真があるが、あれはひと月くらい髭を放置した状態である。
 
面倒だし、そもそも水が出ないから難しいという以外に、こっちの方が防犯効果あるんじゃないかと思ってそのままにしておいたというのもある。一時期はあまちゃんの水口みたいになっていたが、あれよりもさらに髭が伸びて修行者みたいになった。日ごろからなるべく小汚い服装を心がけており、それに加えて髭ふさふさの修行者モードのときは、金を持っている観光客だとは思われず、目立たずに生活できていたつもりだ。
 
しかしながら、モンバサに旅行に行く前くらいにさすがに醜くなってきたのでケニアの床屋に行ってみた。男は基本坊主なので、油断してると坊主にされるのではないかとドキドキしながら店に入り、髭をそってほしい旨を伝えると髪の毛はいいのか?的なやり取りはなく普通に終わった。
 
この修行者モードと観光客モードだとなんか対応が違う気がする、つまり髭がない時の方がいちいち面倒な交渉をしている気がする。帰国前にもう一度剃ると思うが、やっぱり肌に触れられるのは怖いのだ。破傷風の予防接種もしてないし、衛生環境いいとも言えないので怪我したりするとそこからばい菌が入ることを非常に警戒している。しかし今の状態で日本を歩くのはちょっと憚られるものがあるので、ちょっと小奇麗にして帰ろうかと思う。ちなみに床屋はひげそりだけで20KESだった。