ケニア日記

ケニアのNGOでのインターン記を綴っていたブログ。今は電器メーカーの財務で働いてます。

ケニアのタバコとBOPビジネス

僕はピースというJTのタバコを吸っているのだが、これは日本ではひと箱440円とそこそこのお値段である。
今回は約2か月のアフリカ生活であり、3,4日にひと箱くらいのペースで消費する僕は1カートン(10箱)成田の免税店で買ってきた。ちなみに免税店だとカートン単位でしか買えないが、ひと箱280円になる。
いかに普段自分が忠実な納税者といてお国に貢献しているかを感じさせられる。
 
そして、2週間ほどしか経っていないにも関わらず、現在残り5箱と少しになってしまった。ひと箱はケニア人にあげたせいである(過去日記参照)。
 
このままでは2か月持たないので、今日から節煙に取り組むとともに、ケニアのタバコも開拓することにした。 
今日はスラムのタバコを売っているお店で、おばちゃんにいろいろケニアのタバコについて聞いた。
ケニアでもタバコは高く、ひと箱150円くらい。今日は3箱見せてもらったが、どれもブリティッシュアメリカンタバコのものだった。早くJTにはケニアで販売するくらいのグローバルカンパニーになってほしいものだ。
 
インドでユニリーバが使い切りの石鹸などを5円以下販売し、成功したことは、BOPビジネスを語るうえでよく引き合いに出される例であるが、
なんとケニアではタバコを1本から売っている。ちなみに5円。なぜかひと箱買うより安くなる気がするので、明日おばちゃんに詳しく聞きたい。調べてみると、フィリピンだとこの1本売りタバコが国内市場の67%を占めるという情報が。ケニアは分からない、ただ150円というのはスラムで生活しているような人には高いので、それなりに高いシェアの気がする。
 
そして今日はおばちゃんが3種ほど紹介してくれた。very strongなものは避けて、残りの2種を一本ずつ買って吸った。一つはsportsmanというタバコのくせにふざけたネーミング。僕はいつもタールが6ミリのものを吸っているだが、これはちょっと強い、そしてまずい。そしてもう一つはメンソールのような感じだった。こっちもまずい‥
スラムでは売っていなかったのだが、ダンヒルを少し高いがケニア売ってるとのことだったので、どこかで調達したいものだ。
 
また、ケニアではライターを使っているひとはあまりいない。
ライターはあるにはあるけど、日本のように使い捨ての100円ライターが普及しているわけではなく、さながらジッポのようにオイルを補充して大事に使いまわすらしい。
ではどうしているのかというと、マッチを使っている。
実は僕も日本から持ってきたライターを使い切ってしまったので、今日からマッチを使っている。
今はホステルの4階(日本でいう5階)で、最上階に住んでいるので、タバコを吸うときは屋上に行くのだが、明かりがなく暗いケニアの屋上で、星と遠くの道路を見ながらマッチでタバコを吸うのはなかなか乙なものである。
これ以上書くとこのブログも日本禁煙協会から抗議を受けそうなので今日はこの辺で。